Vol.5 焼失県内外から剥製依頼が来るようになった理由は知名度が上がったからに他なりません。当時協会コンクールの受賞作品やその評は、「猟友会(?)」の月刊誌に掲載されたのです。剥製屋さんを介して注文がきたり、直接してくる方もおりました。一番遠方は四国からでした。品物はたぬきでしたが、現在出品中のゴルフたぬきの様な物でなく、自然な姿の注文でした。残念ながら当時の雑誌や写真・賞状等、平成20年、火災により全て焼失してしまいました。唯一無事だったのは別宅にあった「琢磨賞」の置き時計(掲載写真)のみです。また、仁科氏も老衰のため本年3月に享年89歳で他界いたしました。説明文で曖昧な表現等が多いのはこれらの理由からであります。仁科剥製所は近隣の剥製所より若干料金が高目だったようです。じっくり時間をかけて作業したからだと思います。コンクール用の物でない通常品でも丁寧に取り組んだのは、剥製の原点が「趣味だった」事にあると思われます。次回　Vol.6 元祖ジオラマ剥製概ね一カ月更新で予定しております。「いいね」を付けておくと更新が通知されると思います。たぬきは「他を抜く」=「競争に勝つ」と言う意味で、事業所で縁起物として置かれる事が多いです。Vol.1日本剥製師協会　Vol.2〜4コンクール賞/エピソードを見たい方はコメントにてお知らせ下さい。#仁科剥製所 #商売繁盛　#縁起物